第24章 変化
「お、やっぱり早いな」
「「「菅原さん」」」
「張り切ってるとこ悪いけど大地から連絡。
今日の朝練は中止だって」
「「え…中止…」」
「なんか体育館に点検入るみたいでさ。
まぁ、俺も大地も昨日聞いたばっかなんだけど」
「それ放課後もですよね」
「うーん、そうなるね」
「えーっ…」
「じゃあ片づけますね」
「連絡遅くなってごめん。
俺も片づけ手伝うべ」
「すみません、助かります」
全員で片づけを済ませる。
「また何かあったら連絡するべ」
「はい」
「あーっ、バレーしたい…」
2人共イライラしてる。
禁断症状?
「このままじゃ勉強に身が入らねーべよ」
「元から入ってないようだけど」
「そ、そんなことっ」
「じゃあなんで赤点なんて取れるの?」
不思議でしょうがない。
「うっ…」
「そんなにやりたいなら外でやれば良いでしょ。
体育館出禁になった時みたいにさ」