第19章 過度なスキンシップ
『けどどうすっかなー』
「私近々そっちに行く予定あるんで、その時で良ければ届けますよ」
『悪ぃな』
「いえ。
詳しいことはまた連絡します」
『おう。
んじゃまたな』
やっぱり音駒か。
とりあえず急いで洗わなきゃ。
一通り洗い終え、またボトルをカゴに入れて戻る。
「柏木、ボトルどこのか分かったか?」
「音駒でした。
私土曜に向こう行く用事があるので、その時にでも届けようかと思ってます」
「そうか」
「なので土曜お休みします」
「おう、分かった」
「じゃあ片づけが残ってるので」
そう言って澤村先輩に背を向けた。
「柏木ー。
大地がアイス奢ってくれるって言うんだけど、柏木もどう?」
「悪いですよ、奢って貰うなんて」
「良いよ、そんなの気にしなくて。
それに女の子1人で帰らせるのも危険だし」
私なら大丈夫だと思うけど。