• テキストサイズ

【ハイキュー‼︎】女王と月

第17章 勧誘


「何?教えて貰いたいことって」


「それは教えられません」


「んだよー、連れねーなー」


「すみません、柏木さん。

少し待っていただいても良いですか?」


「どうぞ」


…真面目だな、赤葦さんは。


あれ…?


「月島、テーピング取れてる。

巻き直すからこっち来て」


「良いよ、自分で出来るから」


ふと見ると指に巻いてあるテーピングが取れかかっていた。


「なら良いけど」


隅に行き、雑に巻いている。


「そんな適当じゃダメだと思うけど」


後ろから覗き込む。


「貸して」


スッとテープを抜き取った。


「ちょっと」


「合格点には達してるけど満点じゃないって感じ」


合ってるけど、惜しい。


せっかく綺麗な指してるのに。


「別に綺麗じゃないから」


「あれ、声に出てた?」


「出てた。

自覚ないの?」


「全く」


「男に綺麗とか禁句でしょ」


「そういうもの?」


「そういうもの」
/ 588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp