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【薄桜鬼】貴方と紡ぐ四季の唄
第3章 秋。
今日も仕事に出掛けた一さんの帰りを家で一人待っていた。
この時期この時間帯は、縁側でお茶を頂きながら景色を楽しむ。
こうしていると待っている時間なんてすぐだ。
「名前。またここにいたのか」
ほら、時間が経つのが早い。
普段あんなに待ち焦がれている一さんの帰りがとても早く感じる。
実際はいつもと変わりないのだろうが。
「おかえりなさい、一さん」
「あぁ、今帰った」
飽きないなと言いながら隣を陣取る一さんも飽きていないのだろう。
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