第23章 『五月雨の夜。』嶋田誠 R18
かちゃり
再び休憩室のドアが開く。
とともに、部屋の電気が消えた。
いよいよ…なんだ。
心臓が早鐘を打つように鳴り響く。
心臓の音、嶋田さんに聞こえてないよね。
そんなことを考えている間に休憩室に備え付けてあるソファベッドがぎしりと鳴る。
ソファベッドに座った嶋田さんと目があうと、嶋田さんはふわり、笑う。
「おいで?」
そう、手を差し伸べてくれるから座っていたパイプ椅子から離れ、嶋田さんの手を取った。
『嶋田さんの眼鏡…外しても、いいですか?』
「なんで?」
『…恥ずかしいからっ…』
そう言えば、嶋田さんは意地悪な顔して私を引き寄せ、笑う。
「じゃあ俺、見えるところまで近づくけど…いい?」
『っ…!意地悪っ!』
握られた手を離そうとすると離さないとでも言うようにきつく握られ、私は嶋田さんに抱きしめられた。
「意地悪だよ?男って。」
ひやりと冷たい手がオフショルダーの中に忍び込む。
「普通の顔して考えてることなんてエロいことばっかりだし。」
ぷつん、と下着のホックが外れたと思ったら胸元の布地が一気に下げられる。
『ひゃっ!』
「今だってココ触ったら夏乃ちゃんがどんな声出すのかなとか思ってるし。」
嶋田さんは私の小ぶりの胸に両手を添えると、中心に寄せるようにして、できた谷間にキスをする。
小さく喘ぐと、嶋田さんは谷間から唇を離しぽそり、呟いた。
「想像通りの可愛い声。」
谷間から顔を出した嶋田さんはまた、意地悪に笑った。
『嶋田さん…キャラ違うっ…!』
「優しいだけの草食系だと思ってた?」
そう言いながら嶋田さんは私の胸に音を立てながら何度もなんども口づけていく。
『ねっ!嶋田さ…待って?』
嶋田さんの肩をぐいと押したけれど嶋田さんの体はビクともしない。
「ん?ここじゃ物足りない?じゃあこっちは?」
そう言いながら嶋田さんは胸の先、ピンクの突起を口に含んだ。
『んんっ!やっ!』
私は嶋田さんの肩を掴んだままぐっと歯をくいしばる。
ちうっ、ちるっ。
胸の先端を吸うえっちな音が聞こえる。
嶋田さんの目線を下から感じる。
でも、それに反応できるほどの余裕がない。
片手を口に持ってきて声を抑えるように塞ぐと嶋田さんは突起から口を離した。