第12章 兵士
チ「君がもぅ二度と夢から覚められない薬。」
「え」
チョロ松くんはニタァとニヤけて
カプセルをこちらに見せ付けてきた
「な、なんで?!う、うち一生こんな所にいるなんてやだよ!」
チ「どうして?君にとって
毎日僕達に会えるし
僕達と一緒に暮らせる。
僕達と毎日ヤレる。
なんて夢のような事じゃないの?」
「くっ、暮らす?!」
チ「そうだよ?だって君この世界では家がないんでしょ?」
「でもあっちの世界ではうちの家族とかがいるのっ!」
チ「どうして?君は僕達を愛してるんじゃないの?」
「それとこれとは訳が違う!」
チ「ふぅーん否定しないんだ。
ならいいよね。」
「やだ!早く夢覚めて!」
チ「あぁ、そうだ。ちょうど僕も
君に結構興味あるんだよねー。
もしよかったら…」
「ひっ…!」
ダッ
うちは
チョロ松くんのその表情に
手に持っていたそのカプセルに
何か恐ろしいものを感じて
怖くなって自然と逃げ出した。