第9章 ここから始めて*
お「俺さ…めんどくさい女って嫌いなんだよねー」
パァァンッ
「いっ…た…」
さっきよりもより大きな音が部屋に響いた。
男の力で引っ叩かれたうちの頬は痛みを通り越して冷たくも感じた。
「っ…女に手ェ出すなんてサイテーっ!」
お「てめっ…」
今度は手をグーの形にして殴りかかろうとして来た。その時
カ「十四松卍固め!!」
と、カラ松くんが叫んだ
十「ぃよいしょー!」
ガシッと十四松くんがおそ松くんを
卍固めで抑えた。
お「いでででででっ!おい!やめろよ!十四松!」
カ「十四松。今おそ松とまゆを一緒にいさせるわけにはいかない。」
カ「悪いがおそ松を連れて外に行ってくれ。」
「っ…」
十「わかったー!よしじゃあ行こう!おそ松兄さん!」
お「おい!待てよ!まだ話終わってねぇだろうが!」
ガシッ
十四松くんはおそ松くんを担いで
部屋を去った。
ガラガラピシャッ
そうしてやっと羽交い締めから解放してくれた。
カ「おい。兄貴と何があったんだ」
「……………。」
カ「答えろ。」
「おそ松くんにお前がいないとヤれないからって言われて、カっとなって叩いた。」
カ「は…?ヤれないからって…まゆ。おそ松とヤったのか?」
「あっちから…襲われた」
カ「なんだよ…それ…」
「え?」
カ「兄貴だけ童貞卒業したのか」