第9章 ここから始めて*
パァンっっ!
考えるよりも先に手が出てしまった
うちは今……おそ松くんに手を上げてしまった。
「サイテー」
その時一気に襖がまた開いて
カラ松くんと十四松くんがゾロゾロと入ってきた。
カ「お、おいっ!まゆ!兄貴に何するんだ!」
十「わー!すげー!おそ松兄さん
頬っぺた真っ赤だー!」
入ってくるなり、おそ松くんをビンタしたうちを危険人物だと察知したカラ松くんがうちを後ろから羽交い締めにした。
お「…………っ。」
「ちょっ!カラ松くん!やめてよ!」
カ「ダメだ!これ以上兄貴に手を出すな!」
その時おそ松くんは俯いたまま
フラフラと立ち上がってうちの方に近寄って来た。
クイッ
羽交い締めされて動けないうちの顎をおそ松くんは掴んでこう言った