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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第18章 RULER-支配者-


「あら。珍しい。
姫凪に逢うのが嫌で
お正月さえ帰らなかったのに」

「…母さんが居なくなったら
僕のピアノ誰が評価するのさ?
だから……だよ!」

ウソだ。
ピアノなんか好きじゃない

ホントは弾きたくない

でもそう言うと

「まぁ。良い子ね、マコトは」

この女は優しくなる
オレは守られる

だから弾くだけ。

捨てられない為に弾くだけ。
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