白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第18章 RULER-支配者-
だからって
ストレスが失くなる物でもない
「はーい。ゴメンナサーイ!
ねぇ?母さん。
あの話ホントなの?
姫凪の事…」
「ええ。あの子にも
そろそろ役に立って貰わないと」
「ふーん…そう…だね…!
ねぇ、オレも帰る!
姫凪が逃げないように
見ててあげる!ね?」
一つ上の姉(姫凪)は
ストレスの捌け口
そう思ってた
それで良いと思ってた
今となっては後悔してるけど
その時は後悔なんて言葉も
後悔の意味すらも
分かってなかった