白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第16章 PROVE-証明する-
「姫凪……」
止まろうとする俺の身体に
姫凪の腕が巻きつく
『平気…!止まらないで……?』
明らかに無理してる
「ばか…嘘つくな…
…痛いくせに……」
『平気だもん…!痛いけど…
幸せだから…
辛くないの…だから…止めないで…
もう待つの嫌……子供…ヤダ
姫凪は明光くんのよ…
初めて…全部…貰って?』
いじらしくて
愛しくて
好きが溢れて止まらない
「ん、分かった
姫凪もっとしっかり
しがみついて?
爪立てていいから
思いっきり抱き着いててな?
行くよ?」