白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第9章 INEVITABLE-必然の運命-
ねぇ、ママ
細くなった腕を伸ばすと
「食べれなくて入院なんて
みっともない。
なんの為にお手伝いさんに
居て貰ってるか分からないじゃない
男の子と変な遊びばかりして
要らない事ばかり覚えて
食べる事は忘れたのかしら?」
ママはその腕を面倒くさそうに
払いのけて
私を睨んだ
『ママ…?』
心配して来てくれたんだよね??
「大丈夫そうだし
手続きを済ませたら帰るわね
悪い遊びなんかより
勉強しなさい
姫凪はそれしか
取り柄がないでしょ?」