• テキストサイズ

白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第6章 FALSE‐本物でない-


蛍side

泣きそうなキミは苦手

笑っててよ

僕で良ければ 

側にいるから


女の子は苦手だった
弱くて何にもできなくて
何かあったらすぐ泣いて
だから僕には
女の子の友達なんて居なくて

姫凪が初めて出来た
女の子の友達だった

姫凪は僕の嫌いなタイプの
女の子だった

弱くて鈍くさくて
細っこくて壊れちゃいそうで

僕の兄ちゃんと仲良くするし

でも。泣かなかった
いつも笑ってた

笑おうとしてたように見えた。
が、正しいかもしれない
/ 1320ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp