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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第6章 FALSE‐本物でない-


気持ちを抑えるように
姫凪をきつく抱いて

身体の感触を確かめる 

まだ固くて細くて
子供の身体の感触を。

ぶつけたら壊れるぞ。
この白い身体が欲に塗れるぞ。

必死に頭に叩き込む為に

キツくキツく抱き締めた

『明光くん?大丈夫よ?
姫凪…明光くんなら…
なんにも怖くない!
だから…大丈夫よ?』

姫凪の小さな掌が
俺の背中を撫でる

そしてポツリと
俺に囁く

『ねぇ?この匂い、なぁに?』

止まる思考
戻る記憶
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