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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第6章 FALSE‐本物でない-


クスクス笑ってると

「何笑ってるンだよ!バカガキ!」

蛍くんが私のほっぺを
両手でむに〜っと引っ張る

『いひゃい〜蛍ひゅん…やめへ…』

ぽすぽすと腕を叩くと

「何言ってるか分かんない(笑)
姫凪のほっぺ
なんかオモチみたいだよ兄ちゃん(笑)」

ケラケラ笑う

『おもちじゃないー!
蛍くんの意地悪〜!』

私も抓ってやろうと
手を伸ばすけど
高い背を更に背伸びで高くされて
届かない
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