白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第22章 VOID-からっぽの-
『え…あの……』
聞けない!だって蛍くん達もいるし!
でも気になるよ!
あー!どーしよ!!!
「山口帰るよ」
「え?!ツッキー!?」
頭を抱える私を見て
蛍くんが背中を向ける
『蛍くん?』
「話したい事あるんでしょ?
その人と。
僕らの目的は達成したから。」
『え…でも…明光くんもまだ
帰って来てないし……』
「それこそ僕ら邪魔デショ?
アニキとなんか
嫌ってほど家で会うし
キミともいつでも会えるんだから
今日は帰る
………頑張ってたじゃん
アイツに抵抗するキミ
かっこ良かったよ
じゃ、またね?」