• テキストサイズ

白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第22章 VOID-からっぽの- 


その人の胸に頬を押し付けられ
ピタッとくっついた耳に

ドクンドクンと
心臓の跳ねる音が響く

その音は凄く凄く落ち着いて
もっともっと聞きたくなって

私の腕がユックリ動く

「姫凪?」

もっと呼んで?
もっと………

『ちゅ…して……』

おかしい?
名前分からないの

絶対知ってるハズなのに
思い出せないの

でも、ね

凄く凄く………

『………好き』

/ 1320ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp