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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第21章 UPROAR-騒動-


駅のトイレで着替えてはみたけど
目立つ

どこかに隠れなきゃ…

私に思い浮かべられたのは
あの公園

ちびにゃんの公園だけ。

お山の滑り台に空いた穴の中で
身を小さくして
蹲った

怖い…
見つけないで…
誰も…来ないで………

冷たい雨が
ポツリ。またポツリ。

地面を濡らし
熱を気力を奪っていく

私の心は今にも折れそうな
添え木一つで保っていた

それを砕く出来事は

一歩、また、一歩

確実に忍び寄っていた
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