• テキストサイズ

白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第21章 UPROAR-騒動-


あんなに愛してくれたのに
ごめんね

私はまた泣いてる…

信じてる
信じたい
信じていい?

答えを聞けないまま
夜は更けて

結局眠れないまま
お見合いの日を迎えた

お手伝いさんに
部屋から連れ出され

ママの用意した
お洋服を着せられ

髪の毛を整えられる

「お人形みたいですね」

ヒラヒラした
お姫様みたいな服

明光くんに褒められた
髪の毛は
綺麗に巻かれて
フワフワしてる

本当にお人形みたい

可愛いとか
そういう自信過剰なんじゃなくて。

綺麗な服来て
綺麗な髪型して

ニコリともしない
無表情で座ってる私は

心がない人形みたいだと
思ったの
/ 1320ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp