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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第2章 過去


  【壊れていく関係】

ご飯を食べ終わり片付けをしてると

「ねぇ、僕がやっとくから
アニキに送って貰ったら?」

蛍くんが
泡だらけのスポンジを取り上げた 
そうだ、マダ蛍くんに言ってない

『…泊まっちゃダメ?』

そのまま蛍くんに視線を移す 

「いつも帰るのに、珍しいね」

蛍くんは返事に困って少し
迷惑そうな顔してるように見えた
どうしよう
強引に居座ったら
嫌われちゃうかな?
とか思いながら
蛍くんを見上げたまま
喋れないでいると

「キミさ………」

蛍くんがイライラした声で
話しかけてくる
怒ってる!?

「姫凪ー!風呂入ってこいよ?
お前が入ったら俺も入るー」

明光くんが咄嗟に割り込んできて
くれたけど
蛍くんの顔は険しいままで
不安は膨らんでいく
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