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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第2章 過去


三人で席につきご飯を
食べてると

「あ、スマン。電話だ。
先食ってて」

明光くんが慌てた様子でリビングを出た

『ね?蛍くん?』

「ナニ?」

『オイシイ?姫凪のご飯』

「いーんじゃない?」

相変わらず薄いリアクションに

『作りがいないなぁ…』

なんて苦笑い

「…不味かったら食わない」

『だよねー?』

ま、こんな物言いも
蛍くんらしいかな…
とか思ってたら

「あー、もう。美味い美味い!
いい奥さんになるんじゃない?!」

蛍くんが真っ赤な顔して
私の頭をグシャグシャと撫でる

え?蛍くん?
蛍くんに褒められるとか
意外すぎてビックリしちゃって
それがさっき私を
泣かしそうになった事への
フォローだと気づくまで
しばらくかかった
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