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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第2章 過去


「ツッキーは興味ない事を
いちいち聞いたりしないよ?
姫凪ちゃんと明光くんの事
心配してるんじゃないかな?」

忠くんて自分の事はあんまり
主張しないのに蛍くんの事は
昔から熱心に力説する

蛍くんも忠くんには
優しくて親友って感じして
ソレがこの頃の
私は羨ましく見えて
また自分が一人ぼっちに思えた

『忠くんは蛍くんの味方だもんね
姫凪なんか…』

本当に子供過ぎ。
蛍くんも忠くんも
イライラしてたに違いない
それなのに

「仲直りしたいなら
俺付き合うけど?」

昔からなんていい人だろう
それに比べて

『………』

ガン無視とか自分でありながらナイ。

「早い方がお互い傷も浅いよ?
いつでも付いて行ってたげるから」

忠くんは宥めるようにいって
去っていった
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