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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第5章 涙の温度
『はーぁい、あ!蛍くんは?』
「一緒に入りたいの?」
『ぬわ!違うもん!蛍くんのエッチ!』
「どっちが?いつも僕の前で
エッチな顔してるの
布施でしょ?」
『し!してないもん!いってきます!』
さっきまで泣いてグチャグチャで
歩くことさえ出来なかった子とは
別人に見えた
あの涙は本気だった
本気で苦しんでた
歩いてきた数分で切り替えられる
ものでは無いと思う。
母さんの前だから?
家族みたいなものなのに?
布施の事が
また少しわからなくなった
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