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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第5章 涙の温度


なのに。

なんでまたアニキ?

布施の電話に浮かぶ
アニキの番号に拳を握る

流れで分かる
布施は明日
アニキに会いに行くんだ

「…アニキと…デート?」

『…デートって言うか…ご飯
奢ってくれるって…それだけ』

布施が僕の声に応える

それだけで済むと思ってるの?
…ま、そこまでバカじゃないよね……

「へー。じゃあ明日は僕
要らないね」

アニキがキミを離すわけない
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