第4章 たかが恋?
…まぢかよ……
「…お前…キスもされたのか…?」
なんで?って顔してる
「姫凪の事はなんでも
わかるって言ったろ?
ゴメン…我慢…もう無理だわ…」
なんでこんな事になんだろうな?
姫凪………
お前を守るって決めたのに
お前は俺に怯えてて
そんなお前に俺は
どうしようもない位に
欲情すんだ………
ココロが壊れる音がした
スイッチ入っちまう…
まぢで…ごめん
なんど重ねても
なかなか縋ってこない
姫凪の舌
やばいな。
「いつまで拒否出来っかなー?
楽しみになってきた…」
思いつくより早く
壊れたココロから送られた
言葉が
止まった思考回路で
処理できずに
唇の上を滑っていく