第4章 たかが恋?
「姫凪さ…またチョット痩せた?」
隣に腰を下ろした明光くんが
私の二の腕を触る
『そう?体重測ってないから
わかんない』
一緒になって自分の二の腕を
触ってみる。
ぷにぷにしてるし
特に痩せた感じもしないけどなー
「元々ちっこいのに
これ以上しぼむなよー?
抱き心地悪くなりそ(笑)」
明光くんが私のほっぺをつついて笑う
『明光くんもそんな事言うのー?!
どーせ貧相な身体ですーぅ!』
明光くんの言葉が昨日の蛍くんと重なって
思わず口から出た言葉
言わなきゃ良かった
と、思った時には
遅かった