第18章 千代に八千代に………
『メガネ?なんで?』
「え!?そこ!?
もっとなんかないの!?
及川さんが迫ってるのに!!」
『変装だとしたら
………ナメてるとしか
思えないよ?
明光と同じ位ナメてるよね?』
余計に目立つ気しかしないし
「サラッとディスらないでよ!」
「いや。こいつの言う通り
ナメてるだろ?
明らかにメガネ似合うだろ?感が
出ててムカツクんだよ」
いや…そこまでは…
言ってないけども…
「岩ちゃんまで!
メガネ川さんが
イケてるからって
ジェラシー!?
僻みは良くないと思うんだな!
及川さんは!
それにシレッと出てきた
アキテルって誰さ?!」
及川さんの一言で
私は思い出す
「俺ですけどナニカ?」
私の側には
『あ、明光…?!』
「ナニ人の女の顎
気安く持ち上げてんだよ?
その指ありえない方向に
捻じ曲げんぞ」
過保護過ぎるオニが居た事を