第18章 千代に八千代に………
『明光…どうしよ…』
「時間…やばいな…走るか」
『オニ!?!』
後部座席にグッタリ倒れ込む
姫凪が身体を起こしてまた
倒れ込む
「でも蛍の試合観たいだろー?」
『おんぶして………』
姫凪が猫なで声で
手を握る
「無理。」
『置いてけぼり!?』
それだけは絶対無いって(笑)
「おんぶしたらパンツ見えんだろ!
お姫様抱っこ♡」
『それは恥ずかしい…』
「なんでだよ!したい!
お姫様抱っこで蛍達より
目立っちゃおっか?」
『蛍くんに観に来てるのバレるじゃん
明光 睨み殺されるよ?(笑)』
しまった!!
コソッと見る為に
変装グッズ持ってきたんだった!
目立ってどうすんだ!