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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第16章 隔て顔
姫凪のほっぺたを
抓ってグイーーッと
横に引き伸ばす
『いひゃい…姫凪のほっぺ…
取れう…蛍…ひゅん…力加減…おに…』
姫凪が涙目になりながらも
なんか笑って
僕を見てるから
なんか驚く程いつも通りで
感じてた不安なんか
どっかいっちゃって
「何言ってるから分かんない
一人で何かあったら
どうすんの?って聞いてるんだけど!?
ってゆっか!アニキは!?
こんな可愛いのを
一人で歩かせるとか理解不能!
あー!もう!譲らなきゃ良かったかな!」
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