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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第16章 隔て顔
ヤッパリ、そうだよね。
居るわけ無い、か。
チョット期待した
姫凪がまたあの笑顔で
迎えてくれるって
友達への戻り方も
あのクロウサギに
聞いときゃ良かったよね
大きく息を吐いて
「じゃあ僕はこれで」
まだワイワイとだべってる
人達を残して歩き出す
校門を抜けようとした時
『蛍くん!お帰りー!』
耳に響く甘い声
「姫凪?」
トタトタと走って来た
姫凪が僕の前で
立ち止まる
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