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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第16章 隔て顔


『姫凪、行くね
向こうで待ってる
合宿頑張って?』

姫凪の声に背を向けて
僕は合宿所に戻る

人気の少ない場所を探して
膝を抱える

まだ涙は枯れない

これで良かったとは
思ってるのに

なんでだろう

怖いし不安だ

姫凪とはもう
昔みたいに
戻れないんじゃないか?って

【向こうで待ってる姫凪】は
もう僕のじゃない

【アニキの彼女】だから
僕とはもう
今まで通りって訳には
いかないんじゃないのかな?って

そんな事ばかり
頭に浮かぶ
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