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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第1章 アニキの元カノ


「じっとしててね?」

小さな布施に合わせるように
背を屈めて顔を近付ける
近くなった顔は真っ赤にそまり
小さな身体はビクビクと震えている 

僕はオデコを思いっきり布施に
ぶつけた

『…いっ…たぁ…!』

「…キミ、バカでしょ?普通
ホントにじっとしてる?」

『だって蛍くんが!しとけって…』

僕だけじゃなくて誰に言われても
してるんじゃないの?

「バカの相手疲れた。僕寝るから」

『え…うん…』 

「帰りたくなったらアニキを起こしてね?」

『うん………』

布施から身体を離すと
布施が僕のシャツの裾を掴んだ
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