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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第12章 労苦
「して?姫凪。」
『うん、明光くん…いー子……
いー子なのよ』
ほっぺに姫凪の唇が当たる
触れるだけのチューが
数回繰り返され
『あり、がと。お兄ちゃん』
ニコリと姫凪が笑う
相変わらず笑顔で心抉って来るね
分かってるよ
兄ちゃんだよな
お前が好きなのは
蛍なんだよな
分かってる
分かってるけど
「痛ぇ…姫凪……」
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