第12章 労苦
「姫凪、ごめん。
なんか辛そうだね
オレのせい?ごめんね
あの、さ?オレ蛍くんも
嫌いじゃないんだ
今は上面だけの付き合いだけど
話せば仲良くなれるかもと思う
でも、オレは明光くんと居る
姫凪が自然で好きだな
ワガママもイッパイ言って
弱いのも見せて
それでもイッパイ愛されてる
姫凪を見てる方が
幸せだな、って思った
勝手な意見でゴメン
決めるのは姫凪だけど
オレはそう思ったって話」
マコトがホッペに
チュッチュッと
キスをして
「ご飯食べよ?オレが
パン焼いたげる!
コーヒーは姫凪が入れて?
サラダは鈴白ちゃんに
作ってもらって
皆で食べようよ!」
私を引き起こす