• テキストサイズ

白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第11章 いつまでも変わらぬまま


声も枯れて
それでも泣いて

フラフラになりながら
手に取った携帯電話

苦しくなる息で
必死に求めたのは

〈姫凪!?!〉

『明光くん…たす…けて…
逢いたい………』

蛍じゃなくて
明光くんだった 

〈家か?すぐ行く待ってろ?
姫凪…番号…
消してなかったんだな…嬉しいよ〉

耳に届く声に
息が少しだけ軽くなる  

嬉しいという声に
涙が溢れてくる
/ 2295ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp