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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第11章 いつまでも変わらぬまま
声も枯れて
それでも泣いて
フラフラになりながら
手に取った携帯電話
苦しくなる息で
必死に求めたのは
〈姫凪!?!〉
『明光くん…たす…けて…
逢いたい………』
蛍じゃなくて
明光くんだった
〈家か?すぐ行く待ってろ?
姫凪…番号…
消してなかったんだな…嬉しいよ〉
耳に届く声に
息が少しだけ軽くなる
嬉しいという声に
涙が溢れてくる
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