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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第4章 たかが恋?


翌朝。

爽やかな目覚めかと思ったら…

蛍くん…いない?!

身体を起こすと背中を向けて
歩いて行く蛍くんが居て……

『…蛍くん…!?』

思わずしがみついてしまった

「ちょっと、どうしたの?」

『やだ…行かないで……』

頭で何度もリピートされる光景

泣いてる私
誰も来ない部屋
開かない扉
泣き続けて干からびて
それでも泣いて息が
出来なくなって
もう死ぬかと思うくらい
苦しくて辛い思い出

「トイレ行くだけ、だけど?」

そう言って置いて行くんでしょ?
私がイイ子じゃないから
要らないって
捨てていくんでしょ!?
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