第8章 野心を抱く者
「二人まとめてディスんな!!
この毒舌王!」
「あ、海賊王みたいで、いーね。
わーい。やったー。」
『気持ちこもってないし!
それに良い風に言い過ぎだし!』
二人で突っ込むと
「…。元気でたなら良かったね
変な顔して暗かったよ?
じゃ。またね?姫凪」
私の顔を見てクスッと笑みを漏らして
去って行った
「相変わらずシレッと
イイトコ取りするよな、アイツ」
『変な顔は余計ですけどねー』
「姫凪の周りに
曲者な虫がついて凄い迷惑」
口々に不満を漏らす私達
「なんか楽しげなカルテットじゃね?
また再来週 楽しくやろうぜ?」
黒尾さんが
飛び切り明るい顔で笑う
再来週…私は来れるかな……