第3章 些細な変化
「理解不能。大丈夫に決まってるだろ?」
『良かったぁ…試合あるのに
ケガさせたら…顔向けできない…
本当に明光くんの言った通りに
なる所だったよぉ………』
大きく息を吐いて言い切る
「それよりも!僕とその…キ…キス…
しちゃった事の方をね…?」
『あ!あれは事故じゃん!!?
だからその…お互い無かった事に?』
事故…だけど……さ?
「ふーん。事故ならいーんだ」
なーんか僕だけまたソワソワしてたとか
ちょっとムカツクよね
『え?わざとじゃないし…姫凪が
調子乗ったから…だし…?!』
布施を引き寄せて
唇をあわせた