第7章 満月はキミと微笑う
キスを落として笑うと
『それは嫌。また逆上せる。
蛍またナカで出しそうだし(笑)』
イタズラな笑顔を見せる
「怒ってたのは?」
『ん?忘れたよ♡
ほら、もっとチューしてくんなきゃ
また拗ねるよ?』
「はいはい(笑)」
その怒り位
簡単に忘れてくれたらなんて
思っちゃうけど
それも含め姫凪なんだよね
でもヤッパリ僕のだけ。って
思っちゃう
ワガママなんて
分ってるし
過去は消せないって
分ってるけど
思わずに要られないくらい
独り占めにしたいんだ
この葛藤の終わりってどこだろ
むしろ終わるの??
姫凪を何度も抱きながら
僕は藻掻く日々の終わりを探した