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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第3章 些細な変化


『ほんと?』

「ホントホント』

『よかったぁ!蛍くん!大好き!』

布施が僕に抱きつく
相変わらず小さくて柔らかい

「はいはーい。聞き飽きたー」

なんて言ってみるけど 
確実に数日前とは違う
触れられる事が嬉しいし
この感触を独り占めにしたいし
もっと僕も触れたい

「眠くなったら言いなよ?」

布施の頬にそっと触れると

『はぁい♫』

警戒心の欠片もない笑顔が
返ってきた
きっとコイツの中で僕は
小さい時のまんまで
疑う事すらしないんだろうな
僕がキミに抱いちゃってる
邪な気持ちとか
気付こうともしないんだろうな
それが得なのか損なのか
微妙な所だけど
僕の隣に迷いもなく
来てくれるなら
ま、得なのかな
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