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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第7章 満月はキミと微笑う
姫凪の髪の毛をグチャグチャと
乱して
「バカな子…でも…大好き…
怖がらしてゴメン…後で
いっぱい甘やかす……」
ギュッと抱き締める
『ううん…私も…色々
話してなくてゴメン…
話したい事が溜まってるよ…
お家…帰ろ…蛍…大好き……』
服を直して
保健室を出て家路を急ぐ
繋いだ手の先には
笑顔の姫凪
握り締めた手を引き寄せて
肩を抱いて帰った
繋ぐだけじゃ足りない
くっつくだけでも足りない
キミで満たされないと
僕はもう僕じゃないんだよ
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