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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第3章 些細な変化


「どうも〜。うちの布施が
お世話になったみたいで?」

布施の頭を撫でながら
王様に笑いかけると

「あぁ?お前んじゃねーだろ?」

うわっ!結構まじ?!
王様ハマるの早すぎだから!

「そう思う?」

「あぁ??!」

『蛍くん?トビオくん?
どーしたのー?』

キミが聞いちゃう?
原因キミなんだけど…
ま、ちょうどいっか。

「ねぇ?帰るの?それともこのまま
王様と仲良くしとくの?」

『え?姫凪?蛍くんと帰るよ?
そんなの決まってるじゃん?』

うん。いー子だねーホント

「って事みたいだから♫ 
ごめんねー?行くよ?布施」

『うん♫じゃあね!トビオくん!』

布施の手を引いて歩き出す
ま、コレで王様は大丈夫でしょ

「…じゃあな!姫凪!」

はぁ!?姫凪!?
驚いて振り返ると
僕を睨んでる王様

あー、僕、絶対コイツとは
一生仲良くなれない
軽く睨み返して
手を振る布施を
引きずるように早足で
家への道を急いだ
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