• テキストサイズ

白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第1章 アニキの元カノ


【アニキの元カノ】

僕は月。日毎夜毎欠けていく。

そんな僕は誰にも満たせない

僕も誰も満たす気はないし

だから僕は誰も求めない


冷めてるだとか可愛くないとか
よく言われるけど
放っといてって感じ。

熱血とかウザいし

190近くある男に可愛さ
求められても困るんだよね

誰とも深く付き合う気もないのに
纏わりついて来るとかなんなの?
いくら幼なじみでもウザすぎだから
 
って、今まで何十回言ってきたか
もう分からない
なのにコイツは

『蛍くん!待って!!』

なんで纏わり付いてくるんだろう

「なに?」

『え?なんにもないけど?』

じゃあ来るなよ

「あっそ。じゃあね」

『ねぇ!蛍くん!』

「だから、なに?用事ないんでしょ?」

『なかったら話しかけたらダメ?』

「ハァ…勝手にすれば?」

コイツのこの直球な所が本当に嫌い
/ 2295ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp