第8章 見えない瞳 #日向順平
そして、彼女の手が俺の目の前に差し出された。
『繋がないんですか?』
いや、どうして?と聞こうと思ったのに。俺は手を握ってしまっている。
ちょっと冷たく、柔らかい手が強く握られる。
帰りは何を話したか覚えてない。
気付けば家についていて、言ってしまった。
「眼鏡、探してくれねえか?親、今仕事だし」
は、嫌がることもなく。俺の部屋に上がった。
『で、眼鏡とやらはどこですか?』
「そうだな、とりあえず」
の腰に手を当て、囁く。
「ヤルことヤってからかな」
そのままベッドへ連れていき、腰かけた。
「あー、俺今、眼鏡ねぇからなんも見えねぇわこれはにしてもらわないと」
わざとらしく言うと、は俺の顔に近づいてキスをした。
舌を半ば強引に入れ込み、絡ませる。
『素直に言って下さいよ』
ぼんやりと見える彼女は笑っていた。
そして、俺のズボンとパンツを脱がせた。
『全然おっきくない』
冷たい手で握られた俺のは、十分反応していたと思ったのに。
すると、は上半身だけ裸になり、胸で俺のを挟んだ。
俗にいう、パイズリ。
大きな、柔らかい胸に挟まれ。すぐに勃起した。
激しく胸を動かしながら、彼女は俺のを舐める。
柔らかい胸に挟まれ、温かい口内で蕩けそうになる。
「やっべ、出る…っ」
咄嗟に口を離したの顔に思いきりかけた。
『凄い、ですね…』
眼鏡がないので、折角の絶景が見えない。
『私は、まだイってません…こんなに下着は濡れてるのに』
俺は、に言われるまま、ベッドに横になる。すると、スカートと靴下だけという、なんとも言えないエロいが跨った。
『入れますね』