第6章 お勉強 #火神大我
火神side
火神「だぁっ!わっかんねぇ!!」
夏休みの課題に出された数学の課題。
1人では解けず、黒子に頼みこんだものの、数学の問題を前に黒子も呆気なく散り、先輩に頼むのも気が引けたので、こうして、俺と黒子はに俺の家で数学の課題を教えて貰っている。
『だから、この公式を使うんだってば。これはこうすればできるでしょ?』
呆れ気味だが、は教えてくれる。
黒子「僕…そろそろ眠いんですが…」
不規則なリズムで左右に揺れる黒子。
時計を見るともう夜10:30を過ぎていた。
火神「やばっ、家まで送る。」
その言葉に、は首を振る。
『こうなると思って、泊まりの準備してきました』
さすがと言うべきなのか、お陰で助かった。
黒子「あの、僕もう寝ます。やばいです。寝室借ります。」
黒子は黒子で、俺の返事も聞かず部屋から出て行く。
火神「ちょっ、おい黒子!」
しかし、閉まった扉は開かなかった。