第2章 懐かしの宮城へ
~回想〜
○○大会決勝
仲間「小雪姫」
トン、トン、バシッ、バンッ
仲間「小雪姫」
バンッ、トン、トン
仲間「小雪姫」
仲間達「「「「「小雪姫」」」」」
ピッピーー
試合終了の笛がなった
・・・・・・負けた・・・・・・
私が入っていたチームはそんなに強くなくて大会でもいい成績を残していなかったらしい...
私がバレー部に入ってすぐ部内試合をした。その結果私はレギュラー入りを果たした。
そこから、うちのチームはどんどん強くなっていった。
でも、○○大会の決勝戦、ボールは8割が私に回って来たので完全にブロックがつき、私たちのチームは負けた。
数日後
生徒1「ねぇ、聞いたー?」
生徒2「何を?」
生徒1「バレーのさ、○○大会の決勝戦負けたじゃん。」
生徒2「あー」
生徒1「あれさ、1年でレギュラー入りした子が負けた理由らしいよー」
生徒2「なにそれー、その子最低じゃん」
生徒1「ねー。先輩方には最後の大会だったらしいし」
生徒2「ありえないねー」
そんな、噂が流れたのは大会が終わって1週間立たないうちだった。
そして、その噂が流れ始めたことで私への悪口やら、いじめやらが大きくなった。
大好きだった友達に裏切られて、ひとりになった。
そんな日々を過ごすうちに私は心から笑えなくなってしまった。心から笑えるのは家族の中だけだった。