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誰も知らない。【気象系BL】

第5章 真愛 × Blue。


「「はぁっ?!」」



翔くんの声と
俺の声が
キレイにハモった。



「ハートだよ、ハート。
True Love 〜♪ の所で二人が大きいハート作る。
O.K ?」


新曲の振り付けで
翔くんとハート作れなんて言われてドギマギした。

他の三人はそんな俺らを見てニヤニヤしてる…。



「はい…」
「はぁ…」


「じゃあやってみて?」


言われた通りにやってはみたものの、


「顔引き攣ってる! 笑顔!
はい、もう一回!」


何度かダメ出しを食らって
OKをもらった時には二人ともぐったりしていた。



「5分休憩ねー」



壁際に座り込んで水を飲むと
隣りに翔くんが座り込んだ。


「智くん…その顔、バレるって…」

「翔くんもね…」




「「はぁ…」」




目が合うだけでもニヤけそうになるのに
二人でハート作れって
これは Heart Beat 以上にヤバい気がした。



「なるべく意識しないようにしようね…」

「そうだね…」



「お二人さーん」

松潤がニヤつき顔で俺たちの元にやって来る。


「hidaliセンセの振り付けにご不満?」

「ちげーわ…」


「でもさ、でもさ、
ウエディングソングで付き合ってる二人がハート作っちゃうなんて大胆だよね♪」

「あいばかっ! 声がデカイっ!」



そう言いながらも
三人はまだニヤニヤしてる。


ただでさえファンの子の間では『山夫婦』とか言われててヒヤヒヤしてんのに
絶対面白がってるだろ、お前ら…
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