第19章 アイドル探偵
ニノ
『これは相葉さんの貴族探偵に因んだ、ちょっとした謎解きよ』
翔くん
『謎解きはスタジオ収録のあとで(笑)』
って
謎ディのパロディーかっ!
相葉ちゃん
『アイドル探偵でもいいよ!(笑)』
松潤
『アイドル探偵(笑)』
…コイツら、ぜってー楽しんでる…
「俺が解読できるわけねーじゃん!!
アイドル探偵なんてできるかっ!」
マネージャーの運転する車の中でも
仕事を終えて家に着いても
メンバーの言う“解読”ってヤツが出来ずにいて
もー我慢出来ないっ!
コンビニでもいいから甘いモン買ってきて食ってやる!
財布だけ持って出掛けようとノブに手を掛けると
外側からガチャリとドアが開いた
え…?
今日は会えないって言ってたのに
来てくれたの…?
「うおっ…! ビックリさせんな、馬鹿!」
馬鹿って言われてニヤケちゃうのはこの人にだけ。
「ふふっ。驚かせてごめんね?」
彼の首に腕を回して
胸に顔を填めた
「なんだよ、帰ってきたんなら連絡くらいしろよ
嵐の楽屋にも顔出したんだぞ?
お前いないから心配したじゃん」
「えっ? そーなの?!」
メンバーは何も言ってなかった
教えてくれたっていいのに。