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誰も知らない。【気象系BL】

第12章 顔


打ち上げの後
珍しくウチに転がり込んできた、大宮コンビ
まだ飲み足りないんだってさ


「まつずんのうんまいスパゲッテーが食べたいの!」

「パスタな」


リーダーは珍しく上機嫌で酔っ払ってる

ニノは首にタオル巻いて
目がウルウルしてんのは飲み過ぎの証


「 潤くん
うちのリーダーの為に作ってやってよ、申し訳ない!」

「はいよ」

「よっ! 深山大翔!」


酔っ払いの戯言は無視して
冷蔵庫にある材料で簡単なパスタを作る


「ちょっとトイレー」

「場所わかる?」

「だぁーいじょぶっ!」


リーダーがおぼつかない足取りで
トイレに立った






「大野さん遅くない?
ちょっと見てくる」


あとは盛り付けだけ、って頃
なかなかトイレから帰ってこないリーダーの様子を
ニノが見に行く


「ちょ、あんた何やってんの!」


ん? なんだ?


ヒョイと廊下を覗くと
リーダーが一番奥のドアノブをガチャガチャやってて。


「大野さん、リビングこっち!」


ニノがリーダーの腕をグイグイ引っ張ってる。


「開かねぇーんだよぉぉぉぉ」



だから、鍵がかかってるんだっつーの。
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