第7章 灯油
「ちょ!ちょっと待った!やっぱ俺が行く!」
部屋から慌てて出てきたのはおそ松だった。
「え?」
チョロ松の持ってた灯油缶を奪うように持つと、私の肩に腕を回した。
「おいクソ松!雪菜さんから離れろ!」
すかさずチョロ松が割って入ってくれた。
「じゃあ雪菜、俺と買いに行くか…」
その間に、カラ松が近づいてきた。
「てめーカラ松!一人で行け!!」
チョロ松がカラ松を蹴り飛ばした。
「じゃあ俺と…」
そんなカラ松を踏み潰して私に近づく一松。
「いや、一松。足元…」
思わず私が一松に突っ込んじゃったよ。